ブラックが借入先を探す時のポイント
- 2017年7月 5日 13:29
- ブラック審査
- 押忍
過去に破産宣告や債務整理を経験していたり、支払いの遅延・延滞など事故の実績を持つ人物は、いわゆる「ブラック」として扱われてしまいます。
事故情報はCICやJICCなどの信用情報機関に漏れなく記載されることとなり、最後のトラブルから5年間は事故の記録が消えることはありません。
したがってその間は消費者金融などのサラ金から借入することは難しいというのが一般的な認識となっています。
しかし、例えブラック状態であるとしても、融資が受けれる消費者金融が全く無いというわけではなく、必ずしも借入を諦める必要はありません。
そもそも、ブラック状態だからといって新たにお金を貸してはいけないという法律はありませんし、サラ金の間で取り決めが行われていることも無いのです。
ブラックにお金を貸すか貸さないかは、それぞれの消費者金融の判断に任せられていますから、A社とB社で断られたとしてもC社でお金を借りれる可能性は十分に残されています。
大手は無理
ただし、テレビCMなどでも有名な大手の消費者金融の場合には、ブラック状態で借入の申し込みをしたとしても審査で落とされてしまう可能性が極めて高いでしょう。
スコアリングシステム
その理由は、大手ならではの審査方法と審査基準の存在にあります。
大手消費者金融の場合、東京や福岡、大阪など大都市を中心に、全国から多くの融資希望者が毎日のように訪れます。
その一人一人に時間をかけて審査を行っていては正常な営業を行うことは不可能です。
そのために顧客の多い大手消費者金融はスコアリングシステムを使い、一定の点数に満たない人物はすぐに落とされてしまいます。
借入の申し込みをする際に生年月日や職業、年収、他社からの借入総額などを記載するのはスコアリングのためでもあるというわけです。
さらに個人情報を基にして信用情報機関に与信情報を照会し、ここで事故情報(異動情報)に該当する人物に対しては特に厳しく、スコアリングとは無関係に自動的に審査落ちとなってしまいます。
事故情報(異動情報)に該当しない安全なお客さんが多い大手消費者金融では、わざわざ危険だと考えられるブラックの顧客にお金を貸す必要が無いと判断されてしまうのです。
中小消費者金融へ
ですから、ブラックの方が消費者金融からの借入を検討しているのであれば、あまり名前を聞いたことのないような中小の消費者金融が狙い目なります。
もちろん中小のサラ金でも審査に落とされてしまう可能性はありますが、融資の確立がほぼゼロな大手に申し込むよりは何十倍もお金を借りれる確率が高くなります。
中小の消費者金融の場合、一概にブラックだからという理由だけで審査対象外とすることはほとんどなく、それぞれの会社の基準を満たす人物には融資を行います。
キャンペーンで新規の顧客を探している会社
融資の可能性が高くなる消費者金融の見分け方としては、キャンペーンを行っている消費者金融を探し出すということが一番でしょう。
例えば一定期間金利が無料になったり、あるいは下がったり、一定の金額以上の借入でプレゼントに応募できるといったキャンペーンを行っているサラ金が狙い目です。
こういったキャンペーンを展開するサラ金は、ノルマを達成するために新規の顧客を探している可能性が高く、審査の基準が下がっている状況にあります。
需要と供給を満たせる関係をお互いに持つことができますから、このような消費者金融は積極的に狙うべきでしょう。
口コミ・評判で似た境遇を探す
もう一つのポイントは、インターネットで消費者金融に関する情報の検索をかけ、口コミを眺めてみるということです。
自分と似たような境遇の人物が申し込みを行い、審査に通過しているのか、それとも落とされているのかを口コミから探していきましょう。
その上で、自分よりも状況が悪い人物にも関わらず融資を受けられていたり、断られたという口コミの少ない消費者金融を選べば、融資が成立する確率は高くなります。