個人融資でお金を貸した2人の女の話

個人融資でお金を貸した2人の女の話 「サムネイル」

私はネットで知り合った2人の女性に、人助けと思い、お金を貸したことがあります。2chで借金に困っている人が、個人からお金を借りたい旨をひたすら書きこんでいるスレッドがありました。

そこから、2人の女性をピックアップして会ってみました。男でないのは、その前に貸した借りパク大馬鹿野郎が男だったからです。

女性の方が律儀に返済してくれるのではないかと。結局、それは甘い見立てだったのですが。

個人間融資で実際にお金を貸した人のプロファイル

一人は35歳くらいのシングルマザーの風俗嬢。お世辞にも美しくないうえに、老けて見えました。

見せてもらったお店での写真は、かなり修正が入ったものです。「なぜ貸して欲しいのか」と聞くと、「闇金から30万借りているからなんとか助けてほしい」とのこと。

事情を聞いてから、免許証のコピーを頂き、借用書を書いてもらいます。人助けですから無利子です。

今から考えると、馬鹿なことをしたなと思います。もう一人は、50歳手前の2人の子供がいるパートのおばちゃん。

旦那はトラックの運転手で性格が荒いそうです。この方も、生活費に困り闇金に手を出したと、6万円貸して欲しいとのこと。

返す女、返さない女

2人とも完済には至っていません。片方は返す意思があり、数千円ではありますが、不定期で振り込みがあります。

もう片方は、全く連絡がとれません。いわゆるトンズラですね。

それでは、お金を返す意思が未だにあるのはどちらだと思いますか。

追い込みすぎてはいけない

正解は風俗嬢です。一度、クリスマスイブの日に2000円の返済がありました。微々たるものですよね。

しかし、私はそのとき、「その2000円でお子さんにプレゼントでも買ってやってくれ」と言って、突き返しました。ただ、何を買ったかは報告するようにと。

その晩、メールが来ました。「プリキュアのおもちゃを買ってあげたら子供はとても喜んでおりました。ありがとうございました。」と。これは嬉しかったですね。自己満足でしかないのですが。

この影響もあったのか、返済速度はとても遅いのですが、なんとか頑張って返済してくれています。

催促の手紙を出した結果

一方、パートのおばちゃんの方は、急に連絡がとれなくなったため、住所に督促の手紙を送ってみました。すると、携帯が止まっていただけだ、家族にばれて不穏な雰囲気だとメールが来ました。

少し申し訳ないことをしたなと当時は思いましたが、それが祟ってか、それ以降、全く連絡も寄越しません。

家にまで取り立てにいけばいいのかもしれませんが、悩ましいところですね。ただ、追い込みすぎると、失うものがなくなってくると、返す気力もなくなるものです。

個人間融資に申し込んでくる人とは

そもそも、金融機関から融資を受けることができずに、全く見ず知らずの個人融資を探すというのは、もうどうしようもないレベルにまで落ちていると認識すべきです。

自己破産や債務整理を勧めるべきだったのかもしれません。しかし、家族に内緒にしていたり、相談する場所がないと、ひたすら落ち続けていくように思います

個人間融資の借金で困ったら

困ったときは、公的機関や法テラスで一度相談してみること、家族がいる人には、相手から怒られることは承知のうえで、話してみることです。

一人で悩んでいても一万パーセント解決しないという自信があります。三人いれば文殊の知恵とはよく言ったもので、専門家に相談してみることを強くお薦めします。

なんとかお困りの方が乗り切れることができればいいなと思います。そして、このように困っている人は案外結構いるものだということを知ってもらえれば嬉しいです。

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