便利な個人間融資には慎重さが重要!?法律知識と調査を重視しよう

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過去に金融事故を起こしていて、正規の金融業者から借入れが出来なければ、個人間融資を利用することを検討すると良いでしょう。

ソーシャルレンディングとも呼ばれる個人間融資ならば、対面による人となりを確認した上で融資を受けることも出来るので、ピンチの時には助かります。

しかし、同時に危険なリスクも多いことを知った上で、冷静さを保つことが求められています。

個人間融資では法律知識が欠かせない

個人間で行われる金銭貸借については、貸金業法に定められた貸金業者としていの登録が必要無いケースが多いです。

ビジネスとして繰り返し不特定多数の人に対してお金を貸して、利息を受取る行為を繰り返すならば、貸金業者としての登録を行う必要があります。

個人間融資にも法定利息は適用される

しかし、個人的に貸し借りを行い継続しないならば、投資を行なったという範囲で行われていることになります。ここで問題となるのは、個人間融資で適用される金利には、出資法による上限金利1日あたり0.3%が適用される点にあります。

1日あたり0.3%であっても、年利では109.5%と高額になることから、利息制限法で定められた上限金利20%を超えてしまうことが少なくありません。

個人間融資で貸し借りされる金額は、2chや掲示板情報を確認する限り10万円以内という例が多いので、10万円以上100万円未満に適用される18%の上限金利か、10万円未満に適用される20%の上限金利のどちらかになるでしょう。

利息制限法以上の金利は無効

個人間融資であっても、利息制限法に定められた上限金利を超える金利は無効とされているので、出資法に定められた年109.5%以内ならば罰則適用は無いものの、利息制限法を超えた部分については無効金利となります。

融資を受けられることを優先するかどうか、冷静な判断が必要となるでしょう。

個人融資掲示板は複数比較して傾向を掴もう

個人融資掲示板lineやプラチナムなど、複数の個人間融資を投稿出来る場所が提供されていますが、何も知らない状態で個人間融資を呼びかける投稿を行なうことは危険です。

なぜなら、掲示板はあくまでも投稿を行なう場所の提供をしているだけであって、実際に締結される個人間融資の中身についてまでは確認出来ないからです。

個人間融資掲示板の闇

ヤミ金融業者や詐欺行為を行なう人からの連絡を受けることもあり、アダルト目的で関係を迫る人や保証金先払いを求めてくる人までいます。

投資家から出資を受けるといった自営業者として起業した経験が無い人にとっては、掲示板投稿後に受けた連絡内容について、出資者の真偽を確認するだけの判断力が養われていません。

個人融資掲示板への投稿を行なう前には、一通り投稿されている内容を確認して、犯罪に巻き込まれないように警戒を怠っていない書き込みを参考にすることが大切です。

個人融資掲示板へ一度投稿しても、届いた連絡に対して金策に忙しいからといってすぐに飛びつくことは危険です。正規の投資家や善意による個人間融資を行っている人を見極めることが最も難しいポイントとなります。

個人間融資を利用する前に

個人融資掲示板として有名なlineやプラチナムへ投稿する前には、他の投稿内容から注意すべき点を確認しておくことが重要です。

いかに借入れを焦っていても、個人間融資における利息は利息制限法と出資法の影響を受けることを知った上で、冷静に融資を受けるか確認することが望ましいでしょう。

金融業者からの借入れが本当に全て出来ない状況であっても、飛びつくことだけは避けて冷静に投資家探しを行なう必要があります。

個人間融資,法律,利息

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